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出雲・松江ふらり旅

昼飯は美味しい物を食べたいと思って、以前に訪れたときに出雲そばが美味かった出雲伝承館に立ち寄る。
前回、美味しかった「釜あげソバ」を食べようとメニューを見ると無い....が、梅釜あげソバを発見。
これを注文しようとすると、石臼挽ざるそば、そばがき、梅釜あげソバの三つの味が楽しめる「そばつくし」を発見して、店員に聞くと要予約でなかったので注文する。
席の横はガラス戸だったので豪商が残した日本庭園をガラス越しに眺めていると、最初に石臼挽ざるそばが出てきた。
香りを楽しみつつ、最初は何もつけないで、次は汁をつけて、腰の強いざるそばを頂く。
物足りないなと思っていると、和菓子のような、湯豆腐のような「そばがき」が出てきた。
箸でとると葛で作ったゴマ豆腐のような感じ、何もつけずに頂くと、上品な白玉団子のような滑らかな舌触り。
蕎麦ができる前の手荒な料理と思っていただけにイメージが全然違った。
最後にでた梅釜あげソバは、そばにゆで汁がかかっており薬味にとろろ(山芋)と梅干肉の乗っていた。
これにそばつゆを掛けていただくのであるが、梅干が苦手な僕はちょっと抵抗が....薬味を絡めてそばを食べると梅干の酸味が抵抗があったが、かき混ぜてゆで汁に溶かしてしまうと、梅干の酸味が隠し味で食欲をすすった。

食事も終わり、今回で四度目の参拝となる出雲大社へと向かう。
出雲大社は大国様を祭っているだけに、いつも参拝してから新しい縁が始まる。
そんな事を思い出しながら、ちょっと期待しながら参拝して振り向くと、団体のガイドさんが古代出雲大社の説明を行っていた。
大昔の出雲大社の本殿は14Fの高さがあったのかな? それを支える大きな柱とか....
そして御社の外壁を眺めながら一周して、日御碕神社へと向かう。
出雲大社を出て直ぐに、案内板と小さな駐車場があるので車を止めて見ると歌舞伎の始祖と言い伝えのある「出雲阿国」さんの墓がありました。
そこで車を止めて階段を登っていくと、普通の墓場なんで、あれ?と思って周囲を見渡すと芸能プロダクション?の石碑...その先にお墓がありました。
そう、そう、出雲の阿国さん達は大社本殿修理の勧進のため諸国を巡業中に京都で念仏踊りを上演して人気を博したそうです。
その後は京都の四条河原で男装に刀をさして舞うなど、時代の先端を行く踊りをかぶき(傾く→歌舞伎)踊りを考え出し、現在の歌舞伎の礎を築いたそうな〜。
そういえば、出雲に向かう途中にある和歌発祥之遺跡なども含めて、芸能の種が埋まっていて台地なのかな?

日御碕灯台方面へと走り、手前の信号から漁港に降りた所に「日御碕神社」があります。
3年ぶりに訪れた「日御碕神社」は、朱色に塗られていて御殿のイメージがぴったりの神社となっていました。
漁港の裏手にあるひなびた神社としては異質だなと思っていたら、意外ないわれがあって驚きます。
というのが、伊勢神宮は有名ですが、こちらは観光雑誌などに東洋一の灯台(日御碕灯台)と共に紹介される程度ですが、『日の出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り日の本の昼を守り、出雲国日御碕清江の浜に日宮を建て日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らん』といにしえより崇拝されていたそうです。
それを見て、最近は残業で深夜に帰る事も多く、夢見が悪い事も多いので厄払いをお願いしてきました。
まぁ、出雲大社と違って団体の数珠繋ぎでお願いするよりは、地元に愛されている神社といった雰囲気もあり、由緒もある日御碕神社
訪れる方も少ないので神主さんには迷惑をかけましたが、私一人にて厄払い。 分母の数を考えるとご利益がありそうです。
日御碕を後にして、松江市内観光にするか、足立美術館観光にするか迷いに迷う。
翌日のチェックアウト時間、松江市内観光を考えて、遠くをとりあえず回っておこうと、ルイス・C.ティファニー庭園美術館→チェックイン→美保関→境港とした。
海のような宍道湖を右手に見ながら、しばらく走っていると、遠くに松江温泉街のビル群がムーミンにでてくるにゅろにょろのようであり、その背景に陽炎のような大雪山が見えてきた。
そろそろ市街地だよねといった所で、ルイス・C.ティファニー庭園美術館に到着する。

駐車場から駅の連絡橋のような陸橋を渡り美術館へと到着する。 美術館の門周辺は欧州の香りが漂う感じで、入場口の奥にある総ガラス張りの窓からは宍道湖が見えて、庭園美術館の名に恥じない風景が見える。
最初にルイス・C.ティファニーが作った作品を展示コーナーへと進む。 世絵の影響を受けたらしいななんて思いながら、絵画、ランプの笠、瓶などを見て歩くが、作品が光によって劣化しないように薄暗すぎて、無頼漢の私には価値がわからなかった。
展示コーナーの2Fにあがると色ガラスを組み合わせ、さらに濃淡は複数のガラスを重ねて作った風景画のステンドグラスが展示していた。 これを見て作家が見ている世界に引き込まれそうな雰囲気で見入ってしまいました。
最後にネックレスは女性が身に付けている所を想像すると作品が生き生きしそうな印象をえました。
たぶん、女性だったら、2-3時間は離れないんだろうな...ため息をつきながら。(=。=)
ティファニー作品の展示室を見終え、先ほど気になった宍道湖が見える休憩室へと向かう、左手に松江の市街地が見え、手前の湖には鳥たちが遊んでいた。
季節外れなので綺麗に花は咲き誇っては無かったが、洋風の庭園を花を見ながらテクテクと中庭を歩くとチャペルの写真を撮っていると、警備員の方が中も見れますよというので中へ。 ステンドグラスを見ていると、西洋の童話にでてくる教会を思いだしながら、魂はその世界にってな感じで、ぼ〜(・_・)と眺めてしまう。
最後に温室に咲いている花を巡ってから、ホテルを目指して出発する。
ホテルは松江しんじ湖温泉街の外れにあり、チェックインをしてから美保関&境港へ

数年前に訪れた時よりも道は良くなって、中海あたりから対岸の境港が見え、
町の向こうにそびえる大雪山が鳥取へおいでと手招きしているように感じた。
しばし走ると道路と港の境目がない漁港に入り、美保神社に到着する。 
この美保神社は農業の神様と海の神様を祭っている神社らしく、又、「えびす様」の総本宮だそうです。
※えびす様は二系列あるらしいです。
今回、立ち寄ったのは、大社造りのお社を2棟つないだ珍しい比翼造りといわれていると、商売繁盛もあって立ち寄って見ました。
せっかく、ここまで来たのでと晴れた日には隠岐を望むことができるそうなので美保関灯台にも立ち寄が隠岐は???
見れたような気がしました。(笑)  お腹がすいたのでビッフェで食事をしようと思っていたのですが、時計を見ると運が良ければ、水木しげる記念時間の閉館までに間に合いそうだったので、あわてて境港へ
でも、駅前に車を止めた頃には17時を過ぎていた。

お店屋さんも閉店準備をしている中を水木しげるロードをてくてく、ブロンズ像を見ながら歩いていく。
この時間でも名残惜しいのか観光客は多く、まるで水木しげる記念館の門前町といった雰囲気でした。 道筋にはゲゲゲの鬼太郎シリーズのお土産を売っているお店が多く、私もお土産屋さんに入ってねずみ男汁とか、目玉の親父汁といったドリンクを購入しました。
残念な事にメインの記念館は閉まっていたので、とぼとぼと境港駅へに戻る。
途中から周囲の景色も赤色に染まり、目玉の親父をイメージした街灯が不気味感を漂わせる。
特に駅に近い公園にある妖怪の姿の穴がある壁は....異界への入口のようでした。 駅に到着すると、既に観光客もいなくなり、水木しげる先生が執筆中のブロンズ像を見て、夜道をホテルへと引き返す。
ホテルに到着した頃はPM8時近くになっており、遅い晩飯を頂いて部屋へと戻る。
部屋に戻る時に子供の団体が温泉に入っていたので、窓から見える宍道湖を眺めながら持ってきたパソコンをネットへと繋ぎ、
旅先の写真の編集と、旅先からのレポートをUPしてから大浴場(温泉)に入る。
内風呂しかないが、宍道湖側はガラス張りなので露天風呂のように、窓から見える風景を楽しみながら今日の疲れを癒していく。
風呂上りは歩きつかれた体はマッサージ器で癒して、出雲そばとビールを注文して夜食を頂いてしまう。
部屋へに戻る頃は疲れと酔いで、インターネットは止めて、TVを見ながら....眠ってしまう。


 翌朝は、いつもの旅の朝のようにAM6時に目が覚めて、朝風呂でくつろぐ。  窓辺から見える宍道湖は靄がかかっていて、夢心地だった。
ビジホの朝食を頂いて、平日だったら通勤ラッシュが始まる頃に街中を抜け、住宅街で迷子になりつつも八重垣神社に到着する。
朝が早いのに神社は綺麗に清掃されていて、気持ちよく神社を参拝して、いわれのある物を見て回る。
※この神社にある「縁結びの糸」、白い糸を男、赤い糸を女の服に結んでいると、二人は結ばれるそです。
そう、そう、この神社の名前の由来は、「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」の和歌からだそうです。
神社の名前は知らなくても、小さい頃に聞いた物語....素盞嗚尊(すさのおうのみこと)が出雲を放浪中に八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した話を知っていますよね?
その後に命を救った稲田姫命と夫婦となって、ここの神社を建てて住んだそうです。
現世で初めての結婚という事から、この神社は縁結びの大神として祭られているそうで、写真を撮っていると朝も早いのに祈願をしている姿をちらほらと見かけました。
そういえば縁結びというと出雲大社が有名ですが、大国様を祭っているので、どちらかといえば生きて行くために必要な人と人の縁を結んでくれる神様だそうです。 まあ、友人や親友との巡り合わせになるのかな?
そして八重垣の神様同士がこの地上で夫婦となられたと言う事で、男女の縁を結んでくれるそうです。
さて、さて、神社での参拝を終えて、熊野大社方面からファームロードを走り抜けて足立美術館へ

足立美術館の庭園は日本一と評価されているのに普通の施設の入口といった感じなので戸惑ってしまう。
廊下から見える内庭を見るまでは....しかし、内庭が見れるガラス戸から日本庭園を眺めると、最初は庭園の風景に見とれて、次にパンフレットを読み。 写真を撮れるか確認してから写真を撮る。 そして、思い出したように、仲間や家族でスナップ写真を撮っていく。 ※庭園は撮影可能、作品の撮影は禁止です。
みんな、同じような反応を示すので、ここはいつも人だかりでした。 廊下を抜けて外に出ると茶室・寿立庵へと通じる庭があり、美術館の展示室の入口から見える苔庭が見えてくる。
日本画を表現したような京都で見られる庭園で、杉苔と赤松が風景に色を添えて、渓流を表現しているのか綺麗に敷き詰められた砂が時間を止めて見せる。
少し奥に目を移すと、横山体感の「那智乃瀧」をイメージした鶴亀の滝が庭園の背景となっている亀鶴山より流されて、この渓流に注がれているようです。 この風景に心を奪われて、ロビーで風景を見入っている方も多かった。
童画を見ながら展示室をでると、隠者が住んでいそうな古風な家、近代的な建物、池が違和感なく調和しており、近代的な建物の1Fは軽食喫茶になっています。 また、一軒の家の中を見学できる場所があり、中をのぞくと掛軸のようにした1つの窓、ここから見える庭園は、刻々と変化を続ける日本画のようでした。
屏風の向こうにある庭園へと回る。 横山大観の「白砂青松」をイメージした庭だそうで、石や地形の高低で、山水の趣をあらわしている枯山水庭となっていて、遠くの山に流れ落ちている瀧も風景の一部だった。 パンフには古典的な遠景、中景、近景の組み合わせを現代の庭園に応用したそうで、季節ごとに変わる表情を楽しんでくださいとのこと。
しばらく眺めた後に、足立美術館のメインである日本画家の作品が展示されている2Fへ 最初は無頼漢にはと思っていたが、自然の風景が書かれている屏風を見て歩いて行くうちに、自分がそこにいるような錯覚をおします。 足を止めてしばし眺めていたら、私がツーリングやドライブが好きな理由がなんとなく分かったような。 気がした。
絵を描くのが下手でなければ、写真でなく絵を書いたのかな?と思ってしまう。
名残惜しいので枯山水庭が見える館内の喫茶で足立美術館オリジナルの珈琲を頂く。  落着いた豪華な気分を味わいながら飲む珈琲は一期一会の気持ちがこもっていて「美味しかった。」
人が増えてきたのでもう一度巡ってからショップでお土産を購入して最後の陶芸館を見て回る。 ここでも無頼漢には、こんな作品を見て凄いなとは思うけど価値が分からない。
北大路魯山人先生の作品も子供でも作れるよななんて馬鹿な事を思っていたのですが、展示している陶器に料理を盛っている写真を見て、陶器の美しさ、食べ物の美味しさを目で覚える。 色々と各地でこだわりの逸話を聞くが、なんとなく理解できた。
足立美術館を離れて、永代たたらの炉を再現した物がある、和鋼博物館へと向かう。

永代たたらの炉を再現した物がある、和鋼博物館へと向かう。  駐車場に停車している車の台数を見て、有名な博物館と思いきや....館内に入ると図書館や地元の奥さん方のサークル活動の拠点の場となっていた。
 入場料を払って展示室に入ると、NHKのプロジェクトX「千年の秘技・たたら製鉄 復活への炎」で出てきたような、永代たたら場が復元され、実際の物? たたら仕事で使う道具も展示していた。
TVを思いだしながら、実物を見て歩く。 2Fは日本刀などの日本固有の刀や包丁などの科学的分析などがあって、一週間前に見た鉄腕ダッシュで、鉈や鍬を作っていた所を思いだしながら見ていった。
展示室を見た後は高速に乗って、最後に残していた松江・堀川観光を楽しみに松江城へと戻る

松江城の大手門に止めようと思ったが午前中に関わらずに満車だったので、城の周囲をぐるりと周り松山堀川ふれあい広場近くの駐車場に止める。 ここから地ビールなどのお土産物屋さんを見ながら、堀川めぐり・遊覧船に乗る。
そう、そう、松江城の堀は宍道湖側は内堀、外堀とあるが、反対側は北から攻めてくる敵はいないということで内堀しかないとか。 出発すると幅の狭い水路...城の裏手?から県立関係の建物が並んでいる堀を宍道湖方面へ
この亀田橋側は石積みの城壁も少なく、人の往来が少ないので、鴨は水辺で楽しそうに遊んでいて、亀は水面でて、太陽を眺めるように頭をのばして、ノンビリと甲羅干しいる。 
これに暖かい微風が吹いたら....一句出ちゃいそうな雰囲気の中をどんぶらこ、どんぶらこ
県庁の近くでから外堀に出る。途中、幅の狭い橋を抜けるときは、船頭さんの腕の凄さ知る。
大きな堀に出て右手に曲がると、古い町並みを右手に、新しい町並みを左手に、眺めながらカラコロ市場を抜けていく。
日赤病院横を抜けて民家街に入ると、橋と水面の差がなので、何度か前屈体制になって抜けていきます。
途中、水鳥達が餌場のとりあいで空中戦を行なっていたり、鴨たちがえさをくれないかな?と船に近づいてくる。
山陰の春はまだ、まだ、遠く肌寒いけど、豆炭の「こたつ船」は暖かく、船頭さんの話に耳を傾けながら16脚の橋をくぐって行く。
柳川の水の都の風情も良いが、松江の水の都の風情も満喫していると遠くに松江城が見えてくる。
大手門に立ち寄るかと思えば、そのまま通過してお城の堀といった風景が目に染みる。
松江観光の風景写真ではよく紹介されるコースに入ると、時代劇に登場しそうな風情、木々の緑が堀川に映える風景を眺め、右手に武家屋敷が眺めながらゆらゆらと進んでいく。
古い町並みには、梅の花が咲いていて、以前に訪れた時よりも綺麗だった。
堀川観光も終わり出発点の堀川ふれあい広場に戻っていく。

松江に来たのに松江城を見ないと後悔するだろうと思って、稲荷の前を通過して北ノ門からテクテクと松江城へと登る。
裏手門は木々が多く茂っていて、仮面ライダー系の下っぱが出てきそうな雰囲気でした。
天守閣のある場内に入ると、急に開けて、変身してロボットになりそうな複数の四角形が組み合わされたデザインの黒塗りの城がどでんと立っている感じ。 でも、このお城は千鳥が羽を広げたように美しいことから「千鳥城」とも言われているそうです。
二の丸に降りてくると松江神社や興雲閣があるので少し寄り道をする。
 松江城お城まつりが開催されている事もあり、あちらこちらで植木市や城壁から下を見ると広場では子供が喜びそうなコーナもあった。
大手門から駐車場に歩いて帰るのもシンドイので、大手門から堀川観光船に乗る。
そう、そう、堀川観光船は大手門とふれあい広場からの一周(50分/周)する、二つのコースしかない。
そこで、大手門出発の船に乗り、カラコロ広場の発着場でふれあい広場行きの船に乗り換える。
結局、最初から城を歩いて観光して船を乗り換えるようにすればよかった。
ふれあい広場に到着すると小雨が振り出したので、武家屋敷観光を取止めて急いで駐車場に戻る。

車に乗り込むと午後2時を過ぎていた。 雨の松江・出雲路を渋滞を避けて、裏道を走りぬける。
太田市に入ったところで雨は止んだので、コンビニのおにぎりで昼飯を済ます。
帰りは、高速(浜田から松江まで戻る)にしようか、
 流れは良いので津和野まで下道にしようか?と悩みながら疲れを考えて高速にした。
広島でガソリンを補給していたら、余りにも車が汚いので洗車を進められたり、
 業務用ラーメンスープのまま?といった味のラーメンを頂いて、
名物にすれば良かったと後悔しながら、九州入りを果たす。